top of page

第一章1 プロローグ

  • 執筆者の写真: Rulicapim
    Rulicapim
  • 2023年8月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:2月9日

――もっと深く行きたいな。


潜る、潜る、真っ暗闇。

海ホタルや、藻類の幻想的な紫色の発光に包まれた。

私が住む世界とは違って

ここは時が止まったようだった。


呼吸は深く、どこまでも吸い込むことが出来る。

体は熱く、溶けていった。

頭を空っぽにして、手と足をバタつかせる。

左、右、左、右。


そうして私は長い青色の髪をした、華奢な彼女を見てただ唖然としていた。

人間が何故そこで生きられるのか、分からなかった。

ただただ、美しかった。


そこで意識が切れた。

 
 
 

最新記事

すべて表示
ファイトです!

みなさん、こんにちは! ブログ担当のA-Biskeyです。 2月ということで、受験シーズン真っ只中ですね。 音の雨宿り内にも話題になることがしばしば… 特にこの時期は自分の力に不安を持ってしまうこともありますよね… しかし後ろを見ても前を目指すことは難しいです!...

 
 
 
2024 Last

2024年、今年も音の雨宿りをありがとうございました! ブログと作詞担当のA-Biskey(旧 A_Boy06)です! 今年の漢字は「金」でしたね。 みなさまの今年の漢字はどんな字でしたか? 僕の漢字は「詞」です。 今年は直近だと天気雨やnoteなど、昨年よりも多くの作詞や...

 
 
 

Comments


  • Youtube
  • Twitter
  • 300870564_401058812140623_6122133901171273018_n

©2023 by 音の雨宿り オフィシャルサイト

bottom of page